先日、香川県と九州に行きました。
夜高松に入りました。瀬戸内海の工場が白いライトで照らされていてキレイでした。
工場の姿は、現代アートのようです。
翌朝うどんを食って、高松市美術館で開催中の「高松コンテンポラリーアート・アニュアル VOL.02」へ。
平野薫さんの作品が4つも見れました。空調の風にゆられて、白い糸の固まりが霧のようでした。長く見れます。
常設展では、国内の現代作家と漆芸品をフューチャー。塩田千春さんの作品が展示してありました。糸に意志を感じる作品でした。鳥の絵の器が色のコントラストとユーモラスな絵で面白かったです。
その後丸亀市にある、丸亀市猪熊玄一郎美術館へ。ホンマタカシニュードキュメンタリーを鑑賞しました。アメリカライオンのドキュメントをライトを照らしてみて、観察気分を味わえました。入り口の木で出来た筒が、木の匂いのする映画館のようでした。
物物展は猪熊玄一郎さんの収集したものをホンマさんが撮影、写真と骨董品両方を展示。猪熊さんの暮らしている感じがしました。ホッチキスが龍に見えました。
キノコのインスタレーションが、モニターも照明装置なのかと思いました。
その後地図を頼りに、街へ。美容院に展示してある作品を見て、うどん屋へ。
天ぷらうどんをすすりながら、ホンマさんの作品を鑑賞しました。天ぷらが揚げたてで旨く、またホンマさんの作品が空間と馴染んでいました。
その後郷土資料館へ。キューブに入れられたポスターが入り口に置いてありました。
さらにその後丸亀城天守閣へ。天守閣は当たり前ですが、昔の建物なのでヒューマンスケールの大きさに、白木の額に地元の子供の写真。格子戸から吹き込む風が涼しくて、等身大の展示でした。
4年ぶりに駅寝をした後、7月に行った水戸芸術館の「水戸岡鋭治の鉄道デザイン展」(http://kituneeizou.blogspot.jp/2012/07/blog-post_23.html)の世界観を実地で見るべく九州へ。
関門橋をくぐり列車の顔が門司駅のホームをうかがうと車内の明かりは一度消えすかさず点灯。
本州とは違う座席シートに身を委ね、すれ違う有明や特急かもめをみて、ああ九州へきたんだなと。
人吉駅でSL人吉が見れました。観光列車いさぶろう号へ。
大畑駅では国内唯一のスイッチバックとループ線のハイブリッド登坂線路を体感致しました。スイッチバックは去年の四国(http://kituneeizou.blogspot.jp/2011/08/blog-post_16.html)以来、ループ線は今年のはじめの土合で乗って以来です。今回は丁寧に解説があって解りやすかったです。
隼人から進む車窓の風景は、海そして桜島。いよいよ鹿児島でございます。
指宿で一泊して、JR最南端の西大山駅。車窓から開聞岳が徐々に大きくなって後方へと離れていくと終着駅枕崎。
その後バスで知覧の特攻平和会館へ行きました。
桜島の風景を知ると、小説『逃亡くそたわけ』をより楽しめると思いました。
帰宅後、熊本でいきなり団子を食べ忘れていたことに気付きました。
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