金沢21世紀美術館でやっている「Innter Voices」展に展示している、塩田千春さんの作品を観たくて、ムーンライトえちごを乗り継ぎして石川県に行きました。
金沢に着いて時間に余裕があったので、象設計集団が設計した石川県九谷焼美術館へ行きました。
象設計集団の建物を観るのは、去年の3月に友人と草津にいって湯畑広場を観て以来2回目です。
石川県九谷焼美術館は、だだっ広いはらっぱではなく、木や水路に隠れたり、木陰や屋根の陰が日差しとのコントラストで所々見えなくなったりして、プライベートな空間がちりばめられていました。
私の嫌いなもの、立ち入り禁止のサイン、柵、、金網、自動車や電車の騒音、人が何かしようとするとその活動を制限させるエトセトラがなくて、とてもいいところでした。
建物の欄干、壁、トイレ、鉢植え、駐輪場の屋根まで、細やかな心遣いが感じられました。かゆいところにどこまでも手が届く心地いい意匠でした。
近所にああいう場所があったらいいなと思いました。とても羨ましいです。
まさしくヒューマンスケールの建築なのかんそうなめくじ。行って良かったです。
その後21世紀美術館へ行きました。
シルバ・ブクタさんの『I Keep Falling At You』という作品が暗い部屋に蓑虫マイクが吊るされていて不気味でした。
はじめて塩田さんの実物の作品を観ました。『不在との対話』はハイパースケールの病院のようでした。別の部屋からチラッと視界に入って一発で塩田さんの作品だとわかりました。
音付きのインスタレーションが多かったです。塩田さんの作品は上映していた映像作品の音が流れていました。
九谷焼美術館のヒューマンと21世紀美術館のハイパーを観た週末でした。
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